ラムダ設計施工説明書ver.231

戸建住宅・店舗・高層ビル・工場など幅広い用途のニーズに応じて、窯業系建材の不燃外壁材、外装材、木目軒天や、耐火パネル・遮音床材等を生産。長年培われた技術力に基づき、高意匠かつ高性能な不燃建材の開発・製造を行なっています。 木造耐火用指定部材等を一貫生産。高度な機能付加で各業界からは高い評価を受けています。


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第2章Mシステム(4)割付けベースパネルの割付けはパネルをまたいでタイルを張らないようにするため、タイルのモジュールへの配慮が必要です。また、ベースパネルの現地切断は可能ですが、ステンレス製レールが付属しているため、一部取付金物を取外して切断する必要があります。こうした作業を少なくする意味でもモジュールを意識した割付けが必要です。せっ器質タイル(240×65×15)の場合、割付けモジュールは、標準目地幅を10㎜とすると幅方向(板長さ)250㎜、高さ方向(働き幅)75㎜となります。ラップタイルの場合、割付モジュールは、幅方向(板長さ)240㎜、高さ方向(働き幅)75㎜となります。サッシなど開口部の取付け位置・寸法は設計段階であらかじめタイルの割付けに合わせて、決定する必要があります。禁止パネルをまたいでタイルを張ることは禁止です。■鉛直方向の割付け軒天井下やパラペット笠木の下に小さな切断パネルが入らないように、ベースパネルの鉛直方向の割付けは、パネルの働き幅300㎜とタイルのモジュール75㎜での割付けを基本としてください。小さな切断パネルが入る場合は、水切の取付け位置を上下に調整してください。開口部上下方向で割付けが難しい場合は、縦平タイルを切断して調整をしてください。■ベースパネルの最小寸法・切欠き寸法パネルの最小寸法・切欠き寸法については、P.51〜52を参照してください。(5)各部の納め方小口ジョイント目地、開口部回り、換気扇、換気口、笠木、パラペット、水切、小屋根部分等の各部納まりの基本的な事項は、P.53〜58を参照してください。2①小口ジョイント目地は通し目地としてください。②サッシの下枠、換気扇フード、笠木等の出寸法は、タイルの表面から30㎜以上としてください。③サッシは外付けサッシまたは半外付けサッシを使用してください。外装材(ベースパネル16㎜+タイル)の厚さを考慮しサッシを選定してください。サッシの出幅が少ないとタイルの小口が露出することがありますので注意が必要です。下枠の出がタイルの表面より30㎜以上確保できない場合は水切を設けてください。注意サッシは外付けサッシまたは半外付けサッシを使用してください。■透湿防水シート(トーシツくん)ラムダブリックMシステムは、「透湿防水シート」の施工を標準としています。トーシツくんの一般事項および使用上の要点は、P.58〜59を参照してください。シーリングの材料や方法、樋支持金物や設備機器の取付け、その他納まり上の事項は、P.57〜58、P.62〜64を参照してください。2-1-4安全にお使いいただくために・ラムダブリックMシステムのベースパネルの凍害防止に関する事項についてはP.29〜30、ベースパネルの10年保証システムについては、P.125〜127を参照してください。・ラムダブリックMシステムのベースパネルは、ラムダと同じような施工上の禁止事項があります。P.28を参照してください。107


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