ラムダ設計施工説明書ver.231

戸建住宅・店舗・高層ビル・工場など幅広い用途のニーズに応じて、窯業系建材の不燃外壁材、外装材、木目軒天や、耐火パネル・遮音床材等を生産。長年培われた技術力に基づき、高意匠かつ高性能な不燃建材の開発・製造を行なっています。 木造耐火用指定部材等を一貫生産。高度な機能付加で各業界からは高い評価を受けています。


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第2編設計施工1(2)外部からの浸入水屋外から壁体内への水の浸入(漏水)は凍害原因となります。乾式外装材はパネル自体が吸水はしても、水を透過するまでの空隙は持ちませんのでパネル周囲のシーリングが漏水防止の一番重要な部分です。また、次の部位のように漏水原因個所は外壁工事範囲以外にもありますので、設計・監理ならびに元請の皆様の施工管理が重要になってまいります。これら漏水危険個所を対策することで凍害を克服できるものと考えております。外部からの浸入水対策は第5章にまとめておりますので参照してください。対策の要点は以下のポイントになります。・ラムダのジョイント部……………………(P.53参照)・出隅部………………………………………(P.53参照)・入隅部………………………………………(P.53参照)・開口部回り…………………………………(P.54参照)・換気扇・換気口回り………………………(P.55参照)・笠木・パラペット回り……………………(P.56参照)・水切…………………………………………(P.56参照)・パラペット下部……………………………(P.56参照)・小屋根部分…………………………………(P.57参照)・樋支持金物、設備機器の取付……………(P.57参照)・その他………………………………………(P.58参照)その他シーリング部分などについては材料の経年劣化がありますので漏水防止のための定期的なメンテナンスが必要になります。(P.80)塗装に関しては塗装の章(P.64)を参照してください。(3)換気室内の水蒸気が低温の壁に接触して室内側で結露が発生します。室内の水蒸気を減らすことは内部結露の防止対策として重要です。浴室、台所など水蒸気の発生する部屋を中心に換気をご計画ください。換気については2003年の建築基準法改正で居室については一般に24時間換気といわれる換気システムの設置が義務付けられています。30


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