ラムダ設計施工説明書ver.231

戸建住宅・店舗・高層ビル・工場など幅広い用途のニーズに応じて、窯業系建材の不燃外壁材、外装材、木目軒天や、耐火パネル・遮音床材等を生産。長年培われた技術力に基づき、高意匠かつ高性能な不燃建材の開発・製造を行なっています。 木造耐火用指定部材等を一貫生産。高度な機能付加で各業界からは高い評価を受けています。


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第2編設計施工contentsはじめに施工禁止事項のまとめ1安全にお使いいただくために1-1セメント系外装板の経年劣化1-2凍害のメカニズム2主要部分の設計施工2-1壁構成の基本2-2下地胴縁の強度設計2-3下地胴縁の構造・納まり2728292929313132383各部納まり533-1各部の納めかた533-2透湿防水シート(トーシツくん)583-3内部結露・漏水の防止604ラムダ施工・シーリング・塗装61616264664-1ラムダ施工4-2シーリング工事4-3塗装4-4ラムダ施工完了後の留意点5防水について5-1防水の基本5-2接合部のシーリング5-3二次防水,三次防水の考え方67676868はじめに本編ではラムダを実際の建物へどう使っていくかについてまとめてあります。1安全にお使いいただくために凍害は物体に過剰な水分が吸収され、それが凍結膨張と融解を繰り返すことにより基材を損傷させる現象で、セメント系の材料では大なり小なり発生するものです。ラムダではこの被害を受けないよう、素材面の対策としてフラットパネルで表面肉厚の厚い製品(L・Y)を上市しています。施工面では通気構法と漏水防止対策をお願いして対策としています。寒冷地でご計画の際は凍害対策の標準工法を遵守していただきますようお願いいたします。本文では漏水や凍害が起こりやすい原因と対策をご案内しております。2主要部分の設計施工(下地について)ラムダは外壁面にまず下地材(胴縁材)を取付け、その下地材に直接ビス止めするか、止金具を使用して止め付けるかの方法で取付けます。下地材は木下地か鉄骨下地(不燃下地)となります。現在の一般的な工法は鉄骨下地に金具で止め付ける方法です。通気構法が多く採用されていますが、ラムダの場合は金具そのもので通気空間が確保できます。ラムダはヨコ張り(下地を鉛直方向に設け、パネルの長さ方向を水平に取付ける)とタテ張り(下地を水平に、パネルの長手を鉛直に取付ける)のいずれも可能です。デザイン上の制限や認定上の制限などもありますので本文を参照してください。下地は建築物の耐風圧設計に関係してきます。建築基準法(施行令、告示)の定めにしたがって設計することになります。3各部納まり建物の外壁はサッシや換気孔などの開口部、屋根、基礎など他部材との取合いが出てきます。いずれも止水が重要でありますが、場合によっては通気が要求されることもあります。接合部は原則的にシーリングの施工が必要になります。また防水機能を高めるバックアップとして透湿防水シートの施工も重要なポイントです。4ラムダ施工・シーリング・塗装ここではラムダ施工の注意点、補修・取替え方法などを述べています。またシーリングの施工上の注意点、塗装に対するラムダの考え方もご案内しています。5防水についてここではラムダに関する防水の考え方をまとめています。詳細の納まりは各部納まりなどを参照いただくことになります。6ラムダの個別工法とシステムラムダにはラムダの特色を生かした特徴ある構工法・システムがございます。それらは壁面施工として本編に関連の深いものがありますが、また独自の考え方を持つものもあります。個別工法などについては別にセクションを改めて説明していますので本編とあわせてご覧ください。(P.85〜)27


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