ラムダ設計施工説明書ver.231

戸建住宅・店舗・高層ビル・工場など幅広い用途のニーズに応じて、窯業系建材の不燃外壁材、外装材、木目軒天や、耐火パネル・遮音床材等を生産。長年培われた技術力に基づき、高意匠かつ高性能な不燃建材の開発・製造を行なっています。 木造耐火用指定部材等を一貫生産。高度な機能付加で各業界からは高い評価を受けています。


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第1編ラムダの物性と諸性能4-4遮音性能ラムダの遮音性の特長は、自動車、工場の機械設備、空調機などにより発生する、遮音しにくい500Hz以下の低周波音に対する遮音効果が大きいことです。ラムダの中空構造が質量則で計算される以上の遮音性能をもたらします。ラムダの特長である低周波音(500Hz以下)に対する透過損失測定値を、同じ面密度の材料と比較してみますと下表に示すとおり、中空構造のラムダが優れた遮音性能を備えていることがわかります。一般の材料では、遮音効果を5dB上げるためには、面密度を2倍にしなければなりません。1ラムダの音響透過損失と質量則の比較周波数125Hz250Hz500Hz15単板①(17㎏/㎡)25dB24dB31dB質量則TL※(17㎏/㎡)16.6dB21.7dB26.9dBラムダの効果差8.4dB2.3dB4.1dBL18単板②(23㎏/㎡)27.2dB29.7dB31.7dB質量則TL※(23㎏/㎡)18.8dB23.9dB29.2dBラムダの効果差8.4dB5.8dB2.5dB※質量則による透過損失TL(dB)の計算式:TL=TLo-10log(0.23TLo)ここでTLo:垂直入射波に対する透過損失、TLo=20log(f・m)-42.5(dB)f:周波数(Hz)m:面密度40004000201007060504012525050010002000周波数[Hz]壁構成⑤壁構成⑥壁構成⑦透過損失30(dB)15単板①L18単板②20単板③ワイド単板④L18質量則70605040透過損失30(dB)ラムダの透過損失は次の表およびグラフのとおりです。ラムダ15、L18、20、ワイド単板の遮音性能〈(財)建材試験センター実測〉周波数(Hz)12525050010002000400015単板①(dB)L18単板②(dB)20単板③(dB)ワイド単板④(dB)25243129334127.229.731.731.133.636.427.030.031.028.035.042.025.929.731.025.433.239.7壁構成①ラムダ15ヨコ単板②ラムダL18-ヨコ単板③ラムダ20ヨコ単板④ラムダワイド単板ラムダ壁構成での遮音性能〈(財)建材試験センター実測〉周波数(Hz)125250500100020004000壁構成⑤(dB)壁構成⑥(dB)壁構成⑦(dB)23.034.038.040.049.053.031.540.550.750.053.761.128.728.937.841.548.457.5壁構成⑤ラムダ20、グラスウール50㎜、空気層50㎜、せっこうボード9㎜⑥ラムダL18、空気層110、ラムダL18⑦ラムダL18、空気層5㎜、強化せっこうボード15㎜×2枚(耐火工法)2010012525010002000500周波数[Hz]試験結果は代表値であり保証値ではありません。26


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